家政婦のように「あれこれ注文された時」どう対応する?

介護職は、利用者の日常生活の援助を行いますが、決して家政婦ではありません。介護職と家政婦の大きな違いは、援助を行う視点です。

家政婦は、依頼されたことを行うのに対し、介護職は、利用者ができない部分を補います。

ですが利用者は、そのことを理解していないため、まるで家政婦のように介護職を扱う方もいるのです。

あれ取って!など家政婦のように注文されたら?

あれ取って!など家政婦のように注文されたら?

例えば、自分でできるにも関わらず近くの物を取ってきて欲しいとか、ベッド周りを掃除して欲しいなど、色んな訴えをしてきます。あなたも一度は、家政婦のように扱われ、悩んだことはないでしょうか?

介護職は基本的に、利用者のできることは自分でやってもらいます。もし、利用者が自分でできる事を介護士にお願いするようなことがあったら、はっきりと断りましょう。

特に、訪問介護の場合、決められた仕事以外のことを行うと、規約違反になります。

買い物援助がないのに、買い出しへ行ったり、勝手に庭の手入れなどを行うと、それが他の利用者に気づかれた場合、解雇になる恐れもあるでしょう。

介護職は、家政婦ではなく仕事として動いています。例え利用者からお願いされたとしても、規約を守って行動を取るようにしましょう。

あなただけではありません。多くの介護士は利用者から必要以上にお願いをされるため悩んでいます。ですが、利用者はお客様であるため、例え引き受けられないことでも丁重に断らなければなりません。

利用者への印象を悪くしてしまうと、利用解除をする可能性もあるからです。

できることは自分でしてもらう

できることは自分でしてもらう
私も20歳から介護職をしていたため、利用者から家政婦のように扱われたことは何度もありました。きっと若くて何も知らなかったため、頼みやすかったのでしょう。

利用者からの依頼だったため、当然のように手伝っていましたが、先輩に「できることは自分でさせないとできなくなる。利用者のためにも自分でやらせて」と言われました。

確かに介護職が手伝った方が場合によっては早いかもしれませんが、利用者のことを考えると、決して正しいことではありません。そう考えると、できることは利用者本人にしてもらうというのが一番大切であると思います。

もし利用者が、何でもかんでも依頼をして、家政婦のように介護士を使うのであれば、それははっきりと断って下さい。

利用者になぜと聞かれたら、「できることは援助しないことが決まり」だとか、「〇〇さん(利用者)の身体機能が低下してしまうから」と説明しましょう。

それでも従わない場合は、上司に相談です。いくら何でも上司や管理者が説得をすれば、さすがに利用者も従わないわけにはいきません。

最後に

最後に

最後に、介護士が忘れてはいけない事があります。それは利用者がサービスを利用している限り、利用者のできることは見守りつつ、いつも利用者を思い幸せを願う姿勢を持つことです。

介護士の温かい応援が利用者を励まし、そして自立や身体機能の維持へと導きます。

問題視する気持ちもありますが、正しいあり方を伝え、応援する姿勢こそが本当の介護士に求められるものだと思います。

この記事を書いた人

はな
はな
専門学校卒業後、20歳から介護福祉士として介護施設で5年以上勤務。その後介護専門学校の専任教員、旧ホームヘルパーの講師経験をし現在に至る。介護教員資格、介護職員実務者研修講師の資格を所有。特に介護未経験者へのアドバイスを得意とする。

はな

専門学校卒業後、20歳から介護福祉士として介護施設で5年以上勤務。その後介護専門学校の専任教員、旧ホームヘルパーの講師経験をし現在に至る。介護教員資格、介護職員実務者研修講師の資格を所有。特に介護未経験者へのアドバイスを得意とする。

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