上司である友達に「もういらない」と暴言を吐かれた話

私がいた職場の同僚Aさん(40代女性)の話です。

Aさんは介護部長Bさんと学生時代の同級生で、人手が足りないと相談を受けて入職をしました

Aさんは子どもが小さいため日勤帯のパート職員でした。介護職の経験が豊富にあったAさんは能力も高かったためすぐに職場の即戦力になりました。AさんはBさんの名に恥じない位に優秀な職員でした。

数年後、Aさんが退職するという話を聞いた為、私も含め、仲のいい職員数名で食事に行くことになりました。

場の空気が変わったAさんの発言

場の空気が変わったAさんの発言
席に座るとAさんはいきなり「Bさんとは友達だと思っていたのに裏切られた」と話し始めました。

私たちは突然のAさんの発言にどうすれば良いのか分からず戸惑いました。

詳しく聞くと、Aさんが退職を決めたのは、Bさんに相談室に呼ばれて「もういらないから」と言われた為だそうです。

私たちは予想外の展開に驚き、その場の空気は一瞬にして凍りつきました。介護部長並みに仕事ができたAさんがいらなくなる理由など、誰も想像できなかったからです。

AさんはBさんと同級生というのは全員知っていたし、親しかったため、そんなことをBさんに言われるとは誰も思っていませんでした。

ドッキリ仕掛けと言われても決しておかしくない状況でした。

泣き出してしまったAさん

泣き出してしまったAさん
Aさんは話をしているうちに泣き出してしまいました。

40代のAさんが泣く程なのでよほどショックだったと思います。

Aさんは入社した頃からずっと優秀で、仕事も問題なくできたのに、どうしてそんなことを言われたのか考えられませんでした。Bさんとケンカをしたならまだ分かりますが、そういうわけでもありません。

私は色々考えているうちにある状況を思い出しました。それは、Aさんと食事に行く一か月ほど前、たまたま通りかかった会議室から聞こえたBさんと上層部の話です。

私はBさんが上層部にある話をしているのを聞いてしまいました

始めは会議でもしているのだろうと思いました。ですがどうやら様子がおかしかったため、つい私はBさんが上層部に話す内容を聞き耳してしまいました。そこには信じられない言葉が出てきたのです。

次は誰を潰そうか・・

次は誰を潰そうか・・
話の経由は分かりませんが、「次は誰を潰そうか」という声が聞こえたのです。

どんな経由であっても私には異常な話にしか聞こえませんでした。健常な介護施設なら潰そうだなんて言葉は何があっても使わないはずです。

私は怖くなってきました。情報がもれることを考えると恐ろしすぎて誰にも相談できずにいました。

その半月後に、Aさんと他数名の退職が発表されたのです。

退職の話を聞いてもBさんの言葉はきっと何かの聞き間違いだと思っていました。ですが、AさんがBさんに言われた「もういらないから」という言葉を耳にした時、「次は誰を潰そうか」というBさんの言葉が「事実」だったということに気付きました。

もちろんAさんには面と向かって言いませんでしたが、そうやって職員を「潰す対象」にしか見ていない施設に私は不信感を抱きました。

私もいつか潰される対象になるのではないかと思うと早く辞めたくなってきました。というより現実にそういう話を聞き仕事を続けることが怖くなってきたのです。

AさんはBさんの紹介で就職をしたため、「もういらない」と言われて辞めない訳にはいかなかったそうです。

私は自分の意思で働けないAさんをかわいそうに感じました。

AさんはBさんのことを何度も、「友達だと思ってたのに」と話していました。私は友情より仕事を選んだBさんの神経が分かりませんでした。

私ならどんなにお金をもらっても、そういった裏切りをするのであれば仕事を辞めたいと思います。

私はいつかBさんも潰される立場にあうだろうと思いました。その時のBさんはきっと仕事も友情も何も残らないでしょう。

Bさんもきっと上層部の指示でAさんに話したのだろうと思いますが、あまりにもかわいそうだと思いました。

私は話していくうちに吹っ切れていくBさんを見ながら、「苦しんだあなたは次は必ず幸せになれるよ」と心の中でつぶやきました。

すべての介護施設にある事ではありませんが、こういった職場では長く働きたくないものです。私は将来の安心を考えてAさんの話を聞いた1年後に退職しました。

みなさんも友達の紹介で転職する際は、将来のことも考えて備えた方がいいかもしれません

この記事を書いた人

はな
はな
専門学校卒業後、20歳から介護福祉士として介護施設で5年以上勤務。その後介護専門学校の専任教員、旧ホームヘルパーの講師経験をし現在に至る。介護教員資格、介護職員実務者研修講師の資格を所有。特に介護未経験者へのアドバイスを得意とする。

はな

専門学校卒業後、20歳から介護福祉士として介護施設で5年以上勤務。その後介護専門学校の専任教員、旧ホームヘルパーの講師経験をし現在に至る。介護教員資格、介護職員実務者研修講師の資格を所有。特に介護未経験者へのアドバイスを得意とする。

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